どりおの介護・社会福祉士ブログ

介護・社会福祉士について思うこと

介護士の高齢者虐待「賃金アップと勤務環境では、どりおは勤務環境を選んでます」

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・高齢者虐待「賃金アップと勤務環境では、勤務環境を選ぶべき」

 

入居者に寄り添いケアするはずの介護士が、虐待をしてしまう事件が後を絶たない。その度に社会に与える衝撃は、計り知れない。介護現場の在り方が改めて問われる。加害者は、「言うことを聞かなかった。」という自己中心のことを言う。裁判になれば、心神耗弱とかで、責任能力が問えないというパターンが多い。最近の裁判例では、職種は違うが似たようなもので、看護師点滴殺人が無期懲役になった。確定判決でないが、今後の終末期介護や医療に一石を投じる可能性がある。加害者は、被害者やその遺族の思いを受け止めて、罪を受け止めてもらいたい。

 社会にとって大切な事は、虐待に至った経緯や背景をきめ細やかに考察して再発防止につなげることであろう。色々原因はあるが、一例をあげると「精神的にきつかった。一人で、何回もオンコールが大変だった」ということを振り返ってることが多い。つまり忙しいを超えて諦めがつく勤務環境なのだ。お手上げなのだ。こういった勤務環境を変えないと、介護士の賃金が上がっても無くならないのではないか。賃金が安くても人間関係がいいから、やめないで在籍という人も中にはいる。命を預かる責任を感じながら、仕事をしていても、働きやすい環境が整備されているか、今一度現場の実情を考えてみてはどうだろう。

高齢化社会や8050問題等で介護士の人材確保は課題である中で、虐待事件の背景を本気で考えるべきだろう。賃金アップか勤務環境か❓どりおは、勤務環境です。お金は、ほどほどでいいので、細く長く平和に年を重ね、メンタルをやられずに一歩一歩笑顔で過ごしたい。