どりおの介護・社会福祉士ブログ

介護・社会福祉士について思うこと

トイレ介助で入居者が語ったこと『ハングリー精神』

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少し前になるますが、トイレ介助中に医者の娘さんである入居者(大正生まれ)のお話を聞く機会がありました。その人は、山梨の出身で、昔は昼夜問わず、呼ばれたらお父さん(その入居者の父で医者)が馬車に乗りながら診察をしに行ったそうです(今でいう訪問診療)。一緒に馬車に乗りお手伝いにも行ったそうです。今は車があるので天候の影響はないですが、さぞ大変だったでしょう。現在は物には比較的恵まれている。そういった物理的に恵まれているとついついハングリー精神が失われがちです。昔の人のハングリー精神を学びながら介護という仕事に人生に役立てていこうと常々思ってます。ただ介助して終わりでない。その人の体調を知ることはもちろん、コミュニーケーションを図りつつ、貴重な話を聞ける時はきく。トイレ介助中は、こういうこぼれ話が聞けて為になる事があります。